まちなかをつなぐサイクルピクニック~「さばポタdeさばレポ」|KANAIGAKUEN ACTION BOOK|金井学園

幅広い世代の参加をいただきました


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鯖江のまちなかを自転車でのんびり走りながら(鯖江をポタリング)、地図&写真アプリ(さばレポ)を使って簡単にその位置情報と写真をレポートするイベント~「さばポタdeさばレポ」が2年ぶりに開催されました。

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秋のさわやかな天候に恵まれた2021年11月3日(日)。

福井工業大学建築土木工学科の吉村朋矩准教授の研究室と鯖江商工会議所建設業部会まちづくりワーキング委員会が共催し、地元のボランティアの方々のご協力の元、今回は鯖江西部の立待地区(近松門左衛門の里)でのんびりポタリングするイベントが開催されました。

鯖江市の中央に位置する西山公園に集まったのは、シニア世代のロードバイク愛好者から小学生の親子やお孫さん連れまで幅広い年代の参加者は定員いっぱいの30名。世代を超えたコミュニケーションが取れるのもポタリングの良さかもしれません。最初に、主催者側からのこのイベントの趣旨やお願い事項についてのお話があり、その後、吉村準教授からは自転車での走行について注意して欲しいこ とについての説明を受けました。

このイベントは、単なる観光を目的とするイベントに留まらず、車などの移動では気づかない移動に関わる知見を集めることを目的に開催されました。忠霊塔~えちぜん鉄道(サイクルトレイン見学)~西光寺表門~吉江地区七曲り通り~近松の里資料館~大谷公園といった地区の名所を巡りながら、自転車だからこそ気が付く道路の危険箇所を、鯖江市が市内のIT企業と開発したスマートフォンのアプリケーションを利用して位置情報と写真やコメントを投稿しました。

さらに、終了後のアンケートを含めたワークショップでの意見をもとにした成果報告は、鯖江市のこれからの交通まちづくりに活かされるそうです。

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スタート直前の全体写真撮影

ロードバイクに動画撮影小型カメラ

観光ボランティアの方からの説明


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吉村准教授と研究室の学生たちは、SDGsの目標17(住み続けられるまちづくり)の達成に向けて、自転車や公共交通機関を利用してより良いまちづくりを目指した研究や、複数の地域や団体との連携活動を精力的に行っています。

現在進行している活動として、6月から高浜町内で実証実験が始まった小型電動車による公共交通「グリーンスローモビリティ」(グリスロ)の利用促進につなげるため、地域への住民調査に取り組んでいます。11月中旬までに計10回アンケートを行い、その調査結果をもとに、高浜町に対し運行方法や利便性向上について提言を行う予定となっています。(リンク|メディア掲載情報

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このイベントの途中、同研究室の4年生は「4年生になると授業も少なくなって少し楽になるかな、と思っていたんですけど、コロナ禍の状況が改善してきてむしろ色々忙しいです。」と話してくれました。

「地域に出て様々な方々の話を聞くのはとても根気が要ります。答えがすぐに出る課題ではないですし、熱心な方々が多いですから。それに、学生が相手だと、皆さん話やすいんでしょうね。その分本音が聞ける良さがあるんです。」-吉村准教授は言います。

交通まちづくり研究室の地域に根差した活動が、地域の未来づくりに貢献していることが実感できるレポートとなりました。

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交通まちづくりLABの学生と吉村准教授(左)

スマホアプリ さばレポ


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「知」をつなぐ。「未来」を創る。|福井工業大学

 メディア掲載|今回のイベントは 2021.11.4 #福井新聞 21面 でも取り上げられました。



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