手作りのお菓子の写真を見せてくれたカレンさん
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福井工業大学で学ぶ留学生たちは、専門教育研究の習得はもちろん、地域の人たちや学生との交流、文化体験や課外活動、地域貢献プロジェクトなどを通じて、この福井での生活をアクティブに楽しんでいます。そんな学生の活動を紹介する「インターナショナルクラブ※活動記」。第1回はインドネシア出身のカレン・リヨングさん（原子力技術応用工学科１年生）です。
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11月初旬、学園広報スタッフは大学のインターナショナルセンターに併設されている多目的国際交流スペース～スタディラウンジで授業を終えたカレンさんと待ち合わせてお話を伺いました。
ー まずは自己紹介からお願いします。
「インドネシア出身のカレンです。福井に来る前には大阪の日本語学校で日本語を学んでいました。日本への留学は両親の勧めで決めました。来日する前から日本のアニメが好きでYou Tubeでよく見ていました。高校時代は物理･計算･数学が得意でしたから、日本語が上達したら理工系の大学に進学したいと思っていました。将来はアメリカで仕事をしたいと考えているので、英会話の授業以外にもこのスタディラウンジで放課後に開講されている「英会話カフェ」にも参加しています。」
ー 福井での生活はどうですか？
「アルバイトと勉強で忙しいですが、みんなとても優しいです。10月の終わりに、福井県国際交流会館という所で行われたイベントに参加して、インドネシア伝統の踊り(マヌック ダダリ)を伝統衣装を着て踊ったことはとてもいい思い出になりました。」
ー 大学生活も順調ですか？
「大学には留学生の生活をサポートしてくれるインターナショナルセンターがあり、少なくても週に３回は来ています。ここでは、留学生も参加できる様々な活動の情報も教えて貰えます。先日もセンターからの情報を見て越前海岸の清掃ボランティアに参加してきました。この様な活動は初めてでしたが、日本人学生や他大学生とも交流できて楽しかったです。他の大学に留学しているマレーシア人の留学生とも仲良くなることができました。」
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国際交流会館のイベントにて
異文化体験講座で説明するカレンさん
異文化理解講座で紹介したインドネシアの伝統的お菓子ーリソル
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ー越前町で子供たちとの交流活動※があるらしいですね。
「先輩留学生のアッザラさんと一緒に、インドネシアの場所、有名な観光地、民族衣装などクイズを交えて小学生のみんなにお話しします。インドネシアの伝統菓子、クエチュビットというカステラのようなお菓子を作って、クイズで答えられたらあげようと思っています。」
※「異文化理解講座」(令和3年11月27日（土）越前町生涯学習センター) 主催：越前町国際交流協会 講師：本学の留学生四名
参加：越前町内に住む小学5,6年生 10名 （参加した子供たちから異文化の楽しく学べたと好評だったとのこと）
ーインドネシアと日本の違いで驚いたことはありますか？
「インドネシアは、並ぶ習慣がないし、ゴミの分別もなくて戸惑いました。日本は、ルールが厳しいです。インドネシアでは、集合時間から１時間は遅れるのが普通ですが、時間にも厳しいですね。それでも、日本に留学して良かったと思っています。インターナショナルクラブの先輩たちが取り組んでいる若狭町のインバウンド観光調査にも参加したいと考えています。」
ー勉強との両立は大変だと思いますが、頑張ってください。
「ありがとうございます。頑張ります。」
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左）インターナショナルセンター職員のトゥグルドゥルさん（モンゴル出身）
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※福井工業大学インターナショナルクラブとは
福井工業大学では、2021年11月現在11カ国108名の留学生が在籍しています。そこで、学生支援全般を担当する学務課とは別に、「インターナショナルセンター」(国際交流課）が留学生の学習や生活の支援を行っています。さらに、インターナショナルセンターでは、「インターナショナルクラブ」という留学生を中心に組織されている学生団体に対して、地域や他の大学との交流、文化体験などの機会、その他有益な情報を提供し、学生の国際交流活動の活性化を推進する活動も行っています。
