令和5年度 福井工業大学の学部学科再編についての記者会見レポート|KANAIGAKUEN ACTION BOOK|金井学園

令和4年6月24日(金) 福井工業大学1号館802教室にて、福井工業大学「学部学科の再編」に係る記者会見を実施しました。

大学側の出席者は福井工業大学 掛下学長、池田副学長、蔵田学長補佐(学部学科再編ワーキングメンバー)、中舎事務局長の4名。

参加メディア一覧|福井新聞、日刊県民福井、読売新聞、日刊工業新聞、FBC、福井テレビ

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掛下学長 挨拶
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掛下学長は会見の冒頭の挨拶の中で、急激に進展する科学技術とグローバル化の中で時代の要請に対応した人材を育成していくために、現行の学部学科の見直しを行い、特に重要となっている「情報」と「環境」という大きな2つのキーワードのもと、令和5年4月1日より 4学部 8学科に組織再編し、福井工業大学の教育研究をさらに深化させていくと話しました。

組織再編のなかで大きな変更点は、①「環境情報学部 経営情報学科」を独立させ「経営情報学部」とする、 ②「環境情報学部」を「環境学部」に名称変更、 ③工学部の「電気電子工学科」を「電気電子情報工学科」に名称変更 の3つであり、今回の学部学科組織再編に係る届出が、文部科学省に受理されたことにも触れました。

続いてこれらの詳細について、学部学科再編ワーキングのメンバーである蔵田学長補佐から次のとおり説明がありました。

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学部学科再編に至った経緯|「情報」と「環境」をキーワードとして
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本学は1965年に工学部の単科大学として開学以降、社会状況の変化や時代の情勢に対応して教育研究環境を拡充。開学50周年の2015年には3学部8学科体制へと改組し、工学系の総合大学として教育研究を展開して現在に至ります。

学長からも話があったように、21世紀社会においては「情報」と「環境」というこの二つのキーワードがますます重要性を増してきています。情報分野ではSociety 5.0について言及した「第5期科学技術基本計画」やAIを効果的に利活用するための方向性を示した「AI戦略2019」などの国の政策が打ち出され、高等教育機関においては数理・データサイエンス・AI教育は必須のものとなっています。

一方、環境分野におきましては2015年に「持続可能な開発目標SDGs」が国連で全会一致採択。日本国内でも「第5次環境基本計画」が環境省より、「環境基本計画」や「SDGs未来都市計画」などの環境に関わる政策・計画が福井県からも打ち出されています。このような背景を踏まえ、本学ではこの「情報」と「環境」を重視した教育研究や人材育成を行うことを目的として、学部学科再編ワーキングを中心に検討を進めました。


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経営情報学部を新たな設置|社会性を備えたデータサイエンティストを育成
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経営情報学部は、「文理横断型の学びを通じて、社会性を備えたデータサイエンティストを育成し、地域社会の課題解決に貢献する」を設立の趣旨としています。学部に経営情報学科を設置。新たにデータサイエンスコースと経営システムコースの二つのコースを設けて、情報ならびに経営に関わる教育研究を展開します。

カリキュラムを刷新し、キャリア教育や課題解決型の教育もさらに充実することで、データサイエンス・データ分析などの知識・技術を修得して、情報や経営の分野で実践的に活躍できる人材の育成を目標としています。

少人数制教育の拡充、データサイエンス教育の拡充、分野横断的な教育・研究体制の確立。これらを通じて「地域DXへの貢献」に努め、「社会性を備えたデータサイエンティスト」の育成ならびに「地域経済を担う専門的職業人」の育成に努めていきます。

データサイエンス系教員による情報工学からのアプローチと、経営システム系教員による経営科学からのアプローチ、これらを学際的に展開し、社会的課題の解決や地域社会への貢献に取り組み、AI&IoTセンターなどの、学内の研究組織とも連携を深め理論と実践の融合を図る研究体制も構築します。
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環境情報学部への名称変更|サスティナブルな教育研究をさらに深化
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環境学部への名称変更により、これまで以上に「環境」に関する教育研究に取り組んでいくということを明確化しました。環境学部には環境・食品応用化学科とデザイン学科の2つの学科があり、SDGsをキーワードとして教育研究を展開。化学、あるいはデザイン学の視点から地域社会や地球的規模の課題の解決に一層取り組んでいきます。


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工学部電気電子情報工学科への名称変更|先端の学内研究組織と連携を強化
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現行の電気電子工学科では、これまでも通信やAIなどの情報の先端的な教育研究を行ってきましたが、さらに「AI&IoTセンター」や「ふくいPHOENIXハイパープロジェクト」などの学内組織との連携を強化することにより、情報工学から宇宙・地球環境にまでの幅広い分野に積極的に取り組んでいきます。

各学科の入学定員は現行と変更なく、総定員は500名となります。


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説明の最後に|4学部体制でさらにきめ細やかな教育を目指す
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福井工業大学では常に学生一人ひとりに向き合い、教職員一丸となって全力でサポートしてまいります、というメッセージとともに福井工業大学の学部学科再編に関する詳細説明が終了しました。


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レポート|金井学園広報 「知」をつなぐ。「未来」を創る。

【関連リンク】
〇新・経営情報学部スタート|福井工業大学ウェブサイト 新学部紹介特設サイト
〇受験生ナビ 令和5年度 大学デジタルパンフレット



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