003

新卒

福井工業大学附属福井高等学校 教諭(理科)

井上 Inoue

Q. 教員になった理由はなんですか?

高校時代は特に得意科目もなく、生物の点数も決してよくはありませんでした。しかし、とても手厚い対応をしてくださる生物の先生と出会ったことで、生物の点数が上がり、生物が好きな科目になりました。
大学でも生物のことを専門的に勉強できる学科に入学しました。将来の進路を考えた時、理科の教員免許状を取得できる環境にあったこと、また、研究室の教員のすすめや教育実習で理科を教えることの楽しさを知り、当時の先生のような存在に自分もなりたい思いが強くなり、教員を目指すことにしました。

Q. 職場の雰囲気は?

先生同士の仲が良く、とてもフレンドリーで、分からないことがあっても丁寧にアドバイスをしてくれるのでとてもいい雰囲気です。若手の先生の意見にも、しっかりと耳を傾けてくれるので、何でも相談しやすい環境です。また、私立学校ならではの風通しの良い環境や要求に対してすぐに応じてくれる環境が整っているため、働きやすい職場です。

Q. 自身の成長を感じる点、大変だと感じる点は?また楽しさを感じる時は?

入職した当時は、授業をこなすことに必死で、授業がギクシャクしたり、一方通行に話すだけだったりの授業が多かったように思います。しかし、今は少しずつ余裕が生まれてきたことで、生徒に発問が出来るようになっており、そこは成長できている点かなと思います。また、生物の教材研究をしている時が好きなので、そこに時間を割くことができるようになってきたことも成長できている点だと思います。
一方で大変な点は、現在、3年生の担任を受け持っているので、調査書を作成するなど、生徒との面談の時間が大幅に増えています。お預かりしている大切な生徒一人ひとりの進路を決めていく準備はとても大変だと感じています。

また、現在理科室にて、実験で使用するためのメダカとグッピーを飼っています。繁殖に成功し、数も増えてきました。生徒も世話を手伝ってくれるので、餌をあげたり、水を換えたりなど一緒に世話をしている時間はとても楽しいです。

Q. これから先生を目指す方にメッセージをお願いします。

本校は若手教員を中心に、ICT環境の強化に力を入れています。各教室へプロジェクターの常設、アプリを使用した課題の提出など、より授業のしやすい環境を整えています。若手教員の意見や取り組みを授業に反映してくれるので、プレッシャーも感じますが、とてもやりがいを感じています。
また、今は理科の女性若手教員が少数であるため、理科の女性の先生に来てほしいなと思っています。学校教育、理科に興味のある方はぜひ一緒に働きましょう!!