005

附属福井中学校糸賀

自分自身で壁を乗り越える力を持つ生徒の育成のために

01

デスクで事務作業

職員室では、生活ノートや自学ノートのチェックや小テストの丸付け等、授業の準備を行っています。多くの学校では教員がやっている事務仕事については、主に事務職員が担当してくれているので、その時間を教育について考えることに専念できます。その環境はとても有難いです。
職員室では、先輩の先生方が自分たち若手教員のことも気遣ってくれるので、年齢関係なく相談に乗ってもらったり、意見し合ったりすることができます。また後輩の教員に対して、先輩としてどうあるべきかが今の自分の課題です。

02

授業

教科は国語を担当しています。
国語の教員になったきっかけは、高校3年生の時の国語の先生との出会いでした。授業が分かりやすく、苦手だった国語の成績がぐんぐん上がり、とても嬉しかったことを覚えています。この成功体験を子どもたちにも体験してほしいという思いで教員を目指すことに決めました。本校の生徒は、自らこの学校を選び入学しているからか、それぞれ目的意識を持っていて、学習・部活ともに目指すレベルが高いと思っています。

03

給食指導

昼食時は、教室で生徒と一緒に給食を食べています。配膳から片付けまでの指導はもちろん、食事中のマナー、好き嫌いをしない、食べ物を大切にするなどの指導もしています。現在はコロナ対策により前を向いての給食となっていますが、給食の時間は私にとって生徒とコミュニケーションをとれる、授業や部活動とはまた違った和やかで楽しい時間となっています。

04

清掃

清掃の時間は、自ら率先して清掃に取り組む姿を生徒に見せています。また、生徒が自分たちの清掃担当箇所を協力して時間内に終えることができるよう、フォローしています。清掃を通して、皆で協力すること、段取りを組んで時間内にやり遂げることを学んでほしいと思っています。

05

放課後 クラブ活動

クラブ活動では、男子硬式野球部のコーチを担当しています。
「全国制覇」という目標のもと、基本的に平日は週4日、土日は練習試合や大会等で両日とも活動しています。
生徒達に伝えているのは、まず「学校生活第一」。これは自分自身も常に気を付けています。自分が学校のことをいい加減にしていては、生徒に指導することはできないと思っています。
また、中高教員には各教員に合った勤務体制が取り入れられています。土日にクラブ活動で出勤した場合、平日に振替休日が付与されるので、しっかり休みを取ることができるのはとてもありがたいです。

06

終業・帰宅

クラブ活動を終えて、生徒を見送ったら帰宅します。

本校では、人事評価制度が取り入れられていて、自分の成果がそのまま評価につながります。プレッシャーを感じるときもありますが、その部分にやりがいを感じています。
教員として日々心がけていることは、「先読みはするけれど先回りはしない」ということ。もちろんいつでも手助けが出来るように先読みはしますが、僕たちが先回りをしてしまうと、生徒達が将来追い詰められたときや困ったときに自分で解決できなくなってしまうと思うのです。中学校生活の中で、失敗をしながら学び、自分で解決する力、壁を乗り越える力をつけてほしいと思っています。